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PAC3配備決定 北朝鮮名指し「島根、広島、高知」と愛媛に

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 北朝鮮が米領グアム周辺に弾道ミサイルを発射する構えを見せていることを受けて、政府は11日、日本国内への落下に備えて空自の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を展開することを決めた。北朝鮮が上空を通過するとした島根、広島、高知に愛媛を加えた4県の陸上自衛隊駐屯地に配置する。

 PAC3は北朝鮮のミサイルが不具合などで日本の領土や領海に落下するなど、不測の事態が起きた場合に使用される。日本のミサイル防衛(MD)は二段構えになっている。まずはイージス艦に搭載した海上配備型迎撃ミサイル(SM3)で破壊を試み、撃ち漏らした場合、空自のPAC3で対応する。

 小野寺五典防衛相は「さまざまなことを勘案しながら必要な措置を取っていく」と説明。先月28日深夜の弾道ミサイル発射を受け、同31日に出演したテレビ番組では「ミサイルを一番撃ち落としやすいのは、発射前か発射直後のゆっくり上がってくるところ。ここで叩ける能力を持たないと」と指摘した。

 北朝鮮のミサイルの脅威が増していることから、今年3月には、座長を務めた自民党の「弾道ミサイル防衛に関する検討チーム」が、敵基地を攻撃する「敵基地反撃能力」などの保有について検討を求める提言を政府に提出。その際「あくまで専守防衛の範囲で対応するやり方」と説明していた。

 お盆の旅行シーズンで日本の空が大混雑している時期に持ち上がった、北朝鮮のミサイルへの懸念。航空機が、名指しされた島根、広島、高知の上空を飛行中にミサイルが飛来すれば、それこそ一大事。国内航空会社、大手旅行代理店などは情勢を注視している。先月28日のミサイル発射の際には、落下点付近をエールフランス機が通過していたことも判明している。この時期、日本からグアムへの旅行もピークで、この日、各地の空港からグアムへ向かった旅行客からも不安の声が漏れた。

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