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【例文つき】公務員の志望動機の書き方 公務員試験の概要と対策は?

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公務員といえば、身近にいるのが市役所や区役所にいる地方公務員。公務員といわれて1番に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし地方公務員以外にも、実際にはたくさん種類があります。まずは公務員という仕事について理解を深め、そのうえで、公務員試験に合格するための志望動機の書き方について確認していきましょう。

■志望動機を書く前に……公務員の種類を知ろう

公務員の種類は、以下のようにたくさんあります。この中で、特に知らないのは国家公務員ではないでしょうか。身近にいる機会が少ないため、どんな仕事をしているかわからない方も多いはずです。

・国家公務員:国家公務員総合一般、国税専門官、財務専門官、労働基準監督官、他
・地方公務員:都道府県職員、東京特別区(23区)市町村職員、警察事務、学校事務他
・国立大学法人
・公安系公務員:警察・消防
・教職員

ここでは大卒で試験を受ける方が多い職種の1つである、国家公務員(一般)職をご紹介していきます。

■国家公務員(一般)職試験の内容と重視されるもの

国家公務員(一般)職試験は三次試験まで行われます。申し込みから内定までは一般の就活よりも遅く、大学4年の4月~10月の時期です。下記に実際のスケジュールをご紹介します。


<国家公務員(一般)職試験の流れ>


2月:受験案内広報開始
4月~:受験申し込み、説明会・セミナー開催
6月:一次試験筆記試験
7月:一次試験合格発表
7~8月:一次試験合格者に対してのみ官庁合同業務説明会開催
7月:二次試験面接
8月:官庁訪問の予約を取り、最終合格発表
8月:三次試験:官庁訪問(面接や集団討論など省庁により異なる) ※三次面接合格で内々定(省庁により異なる)
10月:内定

各省庁や行政官が開催する予約不要のセミナーは、大学4年の4月~2月頃まで開催されています。内容はすべて異なり、行政官の担当する政策課題から仕事の概要までさまざま。自分の興味のあるセミナーに参加できますので、人事院のホームページから申し込みを行いましょう。

一次試験ではなんと9時~17時まで、1日がかりで試験を行います。当然出題範囲も幅広く、1年程度じっくりと対策することが必要です。一次試験の分野については下記をご覧ください。


◎一次試験分野


・基礎能力試験:知能分野27題(文章理解・判断推理・数的推理・資料解釈)、知識分野13題(自然・人文・社会)
・専門試験:法律・経済・政治の3分野から13科目の出題があります。
・一般論文試験:課題に対して自分の考えを盛り込んで論文を作成します。

二次試験終了後に希望省庁に訪問予約を取り、最終合格発表を受けてから官庁訪問を実施します。官庁訪問では面接や集団討論などの試験を受けます。

志望動機は、その省庁が担う役割や仕事内容を深く理解した上で作成することが大切です。また、政策やその省庁が携わっている問題を絡めて質問することも高評価につながります。この官庁訪問後に内定がもらえないと、最終合格していても採用とはなりません。そのため、非常に重要な試験となります。

試験の流れや試験内容がわかったところで、次に国家公務員(一般)職の具体的な仕事を見ていきましょう。

国家公務員の仕事とは?


■国家公務員(一般)職の仕事を知ろう!

国家公務員の中には総合職と一般職があります。国家公務員総合職はいわゆるキャリア官僚と呼ばれ、さまざまな政策を立案するのが仕事です。国家公務員一般職は総合職が企画した政策を運用していくのが仕事となります。各省庁によって扱っているものが違うため、勤務先の省庁や出先機関によって大きく仕事が異なります。

<勤務する省庁や出先機関の一例>

総務省・環境省・外務省・国土交通省、法務局・検察庁・財務局・経済産業局・税関など

省庁の中の異動や出先機関で勤務することはありますが、他の省庁に移ることはありません。また、一般職は管区内の採用なので地区をまたいで異動する心配も不要です。

■国家公務員(一般)職の仕事の魅力

志望動機を書く際には、その仕事の特色・魅力について正しく理解しておく必要があります。国家公務員(一般)職の仕事の魅力を3つご紹介しますので改めて確認してみましょう。

・国単位の大規模な政策を動かすことができる
・歴史に残る仕事に携われる
・国家のために働いているという満足感を得られる

1つずつ、詳しく説明していきましょう。

<国単位の大規模な政策を動かすことができる>

日本は人口が小さい国とはいえ、1億2,000万人が住む国家です。国が抱える財務問題、外交問題、難民受け入れ問題などさまざまな問題を抱えています。それらを解決していく政策を運用していくわけですから、大規模な政策を行う必要があります。他の仕事にはないダイナミックさを感じながら仕事をすることができるのは、国家公務員以外にありません。

<歴史に残る仕事に携われる>

自分が担当した政策をきっかけに、今後の日本が大きく変わっていく可能性は十分にあります。そんな仕事を担当できれば、歴史に名を刻むような偉業を成し遂げることができるのです。

<国家のために働いているという満足感を得られる>

夜外で歩いていてもあまり危険を感じることもなく、安心安全な環境を享受できる日本。その環境の根幹を支える仕事という満足感を得ることができます。民間企業でも地方公務員でも経験ができない国家に対する奉仕ができる喜びを感じられます。

■国家公務員(一般)職に向いている人

次に、国家公務員(一般)職に向いている人についてご紹介します。ポイントは以下の3つです。

・国家に対する奉仕の精神を持った人
・他人と協働して物事を進めていく折衝能力を持った人
・問題を正しく捉え、改善に向けての行動を地道にできる人

1つひとつ解説していきましょう。

<国家に対する奉仕の精神を持った人>

国民の1人ではありますが、国家を動かす仕事ができるのが国家公務員です。その仕事に携わる重責とやりがいを感じ、奉仕する精神を持って勤め上げることができる方が向いています。

<他人と協働して物事を進めていく折衝能力を持った人>

さまざまな政策を実行するため、関係省庁などとの調整を行う必要があります。その場合に他人に協力してもらえるようなコミュニケーション能力を持った方が求められます。

<問題を正しく捉え、改善に向けての行動を地道にできる人>

さまざまな問題がありますが、正しい背景などを理解し改善のキーポイントとなることを発見でき、時間がかかっても粘り強く行動できる方が向いています。

国の政策を実行する立場ですから、この3つのタイプに当てはまることが重要です。

■国家公務員(一般)職の志望動機の書き方ポイント

二次試験の人事院面接は普通の面接対策を行えばOKです。しかし三次試験の官庁訪問での面接では難しい質問を繰り返しされるケースや、1つのことに対して質問を深掘りされることも多いのでしっかりした対策が必要です。

面接で使用される面接カードには2行程度しか書くことができませんので、内容がわかりづらくなってしまいます。しかし、その次の質問で伝えたい内容を回答できるように志望動機を準備しておくことが必要です。志望動機の書き方のポイントとしては下記の3点があります。

<国家公務員の志望動機の書き方>

・どのような能力を活かして国家に貢献ができるかを盛り込む
・民間や地方公務員ではなく、国家公務員でないとできないことを入れる
・なぜその省庁でなくてはならないのかを盛り込む

それぞれ詳しく見ていきましょう。

<どのような能力を活かして国家に貢献ができるかを盛り込む>

これまで高校や大学時代に学んできたことを、どう国家のために活かせるのかを詳しく説明しましょう。また、貢献したいと思うようになったきっかけを伝えることが重要

<民間や地方公務員ではなく、国家公務員でないとできないことを入れる>

貢献や奉仕というキーワードのみであれば、NPOや地方公務員でもいいんじゃないの? と言われてしまいます。民間でも地方公務員でもできない、国家公務員でなければできない仕事や、やりがいを入れ込みましょう。

<なぜその省庁でなくてはならないのかを盛り込む>

たくさんの省庁があり、すべて国家のために運営されています。国家に貢献することだけを伝えるとなぜこの省庁なのかが伝わりません。省庁の仕事内容を理解し、そこでなければできないことにフォーカスして伝えることで、意志や熱意を感じさせることができます。

このようなポイントを押さえながら志望動機を作成することで、説得力のある志望動機を作ることができます。では次に例文をご紹介していきます。

■国家公務員(一般)職の志望動機の例文

志望動機のポイントでご紹介した3ポイントを押さえた、志望動機例文をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

国家公務員の志望動機 例1)防衛省面接の場合ーーーーーーーーーーーーーーー

大学時代に友人の故郷で大規模な災害があり、そこでボランティア活動中に自衛隊が果たす役割と素晴らしい奉仕の精神、国が支える安全の重要性を学び、それを支える仕事をしたいと強く感じました。

高校、大学を通じて情報処理と統計学を学んできましたので、さまざまな統計情報のデータベース化や誰にでも伝わりやすい資料にすることに長けております。多くの情報を有効活用しやすくすることで、全国の自衛隊で活かせるような「知」を共有し、より国の安全を確保できるよう学んできたことを活かしたいと考えております。

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国家公務員の志望動機 例2)法務省入国管理局希望の面接の場合ーーーーーーーー


高校生のときにシリア難民の問題をニュースで見てから、日本という国の独自性に興味を持ちました。グローバル化していていく世界の中では、今後外国人や難民をより積極的に受け入れることを求められる可能性もあります。

大学時代には難民問題について学習し、難民受け入れで起こる税金や言語・コミュニケーション問題の解決法について学びました。その経験を活かし、ドイツなどのように自国に合った受け入れ方法を実施し、お互いが幸せに生きられる環境を作りたいと考え、志望させていただきました。

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このように各省庁によって仕事内容が大きく異なるため、取り入れ方は違いますが説得力の高い志望動機になっています。

1つ目の例文では、災害時だからこそ感じた国が支えてくれている安全へのありがたみ、その省庁でなければならない理由、自分が学んできたことを活かすことができるアピールもできています。

2つ目の例文は現在その省庁が抱えている問題を大学で学んできたことを活かして改善したいという思いが伝わる説得力のある文章になっています。

■公務員の志望動機の書き方まとめ

国家公務員(一般)職試験の合格に欠かせない志望動機の書き方をご紹介しました。詳しく知るとさらに国家のために働ける意義ある仕事であることを感じられたのではないでしょうか。地方公務員とは試験内容も対策方法も変わってきます。そのため、注意すべきポイントがたくさんありますが、ぬかりなく準備を進めましょう。

ご紹介した方法を参考に自分の思いをうまく志望動機に昇華し、希望省庁の内定を獲得できるようにがんばってみてください。

執筆:高下真美(ナレッジ・リンクス)

新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。

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