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背後に地下組織の存在? 20歳のモデル女性が性奴隷としてネットオークションに

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 なんの落ち度もない女性を誘拐し、性奴隷として人身売買する――。イスラム過激派の所業としては珍しい話ではない。しかし今回、イタリアで発生した誘拐事件の背後に、ヨーロッパを股にかけて暗躍する人身売買組織の存在が浮上している。

7月17日、ミラノ市警は、ロンドン在住のポーランド人の男、ウカシュ・パヴェウ・ヘルバ(30)を誘拐と監禁の容疑で逮捕した。男は、英国人女性、クロエ・アイリン(20)さんを誘拐し、約1週間にわたって監禁していたが、市内の英国領事館の近くで彼女と一緒にいたところを警察に逮捕された。

現地紙「コレイレ・デラ・セラ」(8月5日付)によれば、所属するモデル事務所を通して写真撮影の依頼を受けたアイリンさんは7月10日、滞在していたパリからミラノへと飛んだ。そこでヘルバ容疑者と、さらにもうひとり別の男が彼女を迎えたという。

彼女が誘導されたのは偽のスタジオだった。そこで彼女は麻酔薬のケタミンを腕に注射され、手錠をかけられた上、スポーツバッグの中に押し込まれるという、実に手慣れたやり口で監禁されたのだった。

彼女はスポーツバッグごと車のトランクに載せられ、200キロ近く離れたトリノまで連れて行かれると、オフィスビルの一室で6日間にわたって監禁された。その後、ヘルバ容疑者によって再びミラノへと連れ戻されたようだ。

ミラノ市警はロンドン市警の協力も得て、両市にあるヘルバ容疑者の関係先を家宅捜索。すると、地下組織「ブラック・デス」との関わりを示す物証が発見されたのだった。

ブラック・デスは、インターネット黎明期の1990年台半ば以降から「闇サイト」を運営。人身売買や薬物・武器の調達から暗殺、各種破壊行為などを請け負ってきたとされる。

ヘルバ容疑者の関係先からは、中世ヨーロッパで、ペスト(黒死病)患者の診察に当たる際に使用されたといわれる鳥のくちばしのようなマスクをした医師が表紙に描かれた書類が押収されたが、そこにはブラック・デスのものとされるEメールアドレスなどが記載されていた。また、携帯電話やパソコンからは、アイリンさんを約36万ドル(4,000万円)で販売しようとしていた形跡も明らかになったという。

2015年には、ブラック・デスが運営するとみられる人身売買サイトで、パリで誘拐したとするアメリカ国籍の女性を性奴隷として販売するオークションが、15.5万ドル(約1,700万円)を開始価格として行われている。アイリンさんも、ブラック・デスの“商品”として誘拐された可能性がある。

さらにミラノ市警は、ブラック・デスからアイリンさんへ宛てたとみられる手紙も押収したと発表。その文書には、「2歳の子どもを持つ若い母親であるから、我々の寛大さにより解放する」「母親を誘拐することは掟に反する」「誘拐したことは間違いだった」などと、彼女を売り飛ばすことを、意図的に中断したと強調。一方で、「お前とお前の家族は、汚い言葉を使ったり、敬意を欠いた表現で、我々について語ってはならない」「お前は身代金として5万ドル(約550万円)を1カ月以内にビットコインで支払うことに同意した」などと、彼女に対する複数の要求も書き連ねている。そして文末には、これらの要求に従わない場合、「お前は消されることになる」との警告が記されている。

アイリンさんはすでに英国に帰国しているというが、彼女は今も恐怖にさいなまれている。ブラック・デスの実態究明と摘発が急がれる。

外部リンク(日刊サイゾー)

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