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“仕事が結婚か”に悩む平野ノラ、江原啓之の「倍、頑張る」というアドバイスに抱いた違和感

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羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「家事とかあまり得意じゃない」平野ノラ
『火曜サプライズ』(日本テレビ系、8月1日)

8月1日放送の『火曜サプライズ』(日本テレビ系)に平野ノラが出演し、日本のスピリチュアル界の首領・江原啓之に人生相談をしていた。平野は今年の2月『ダウンダウンなう』(フジテレビ系)で、交際中の一般人男性からの公開プロポーズを受け入れたものの、具体的な時期については明言を避けるなど、どことなく結婚に腰が引けている感も否めない。平野はその理由を「仕事と家庭の両立ができない」「家事とかあまり得意じゃない」と説明した。「仕事を失っても、彼と一緒になりたいか?」と江原に問われると、平野は「仕事を取る」と明言。これらの発言から、どう考えても「結婚したくない」というのが本音に思えるが、「結婚を待ってもらっている」「トシもトシだし」と語るなど、決めかねているようだ。

多くの女性ファンの心をとらえた結果、熱海に1,000坪以上の大豪邸を築いた江原だけに、平野や平野と同じ悩みを抱える視聴者の女性に霊験あらたかなアドバイスをしてくれると期待を持って見ていた。しかし、江原の「倍、頑張る」というアドバイスは期待はずれを通り越して、あんぐりと口を開けてしまった。いやいや、あなた、話聞いてました? と思ったのは、私だけではないはずだ。

平野は数年前にバブルネタでブレークしたものの、売れたからこそ、これからが正念場とも言える。仕事に全力投球している今、結婚して家庭を持ったら、仕事にマイナスになるのではと悩んでいる女性に向かって、ドヤ顔で「倍、頑張れ」とは、一体どういう了見をしているのだろう。

「倍、頑張れ」は、アドバイスとして実践的とは言えない(そもそも、江原は何を頑張るのかについて明言していない)。しかし、日本人の心情に訴えるという意味では、このアドバイスは最高だ。というのは、「オンナの苦労は美徳」「幸福はオンナの努力次第」という考え方は、オジサン世代だけではなく、女性の間にも深く浸透し、量産され続けているからだ。

例えば、先日「女性自身」(光文社)が「錦織圭同伴の観月あこ 会計はブラックカードの超セレブ生活」と報じた。ファッションモデルをしていた観月あこだが、錦織との熱愛発覚後はほとんど仕事をしていない。そんな観月が、ジュネーブで高級バッグを買い、友人には寿司をおごり(支払いはブラックカード)、移動はファーストクラス、宿泊も高級ホテルのスイートルームとまさにセレブ生活を送っているという。記事は、そのカネの出どころが錦織であるとしていた。

番組名は失念したが、かつて松岡修造が現役時代を振り返って、“ツアー中の精神的な孤独がいかにきついものか”を話していたことがある。それは、世界の頂点が見えてきた錦織も同じだろう。そんな時に恋人にそばにいてほしいと思うことは、自然なことである。錦織のそばにいたら、観月は、芸能活動ができなくなるわけだから、錦織がカネを出すのは、当然ではないだろうか。記事を読むと、観月が錦織のカネで豪遊する性悪であるかのような印象を私は受けるが、私には観月が悪いようにはまったく思えない。それでは、どうして観月が悪者にされているかというと、「オンナの苦労は美徳」であるのに、「苦労をしていないから」ではないだろうか。

記事の中にこんな記述がある。慶應義塾大学日吉キャンパスを訪れた錦織は、炎天下、先輩であるテニスプレーヤーの伊達公子とラリーをしていたそうだ。その最中、観月は「1100万もする高級車ジャガーの後部座席で涼んでいた」とのこと。記事からは、世界の錦織の彼女たるもの、練習中に自分だけ涼しい場所にいてラクをするのは言語道断、自分も一緒に戦うつもりで練習を見届けるべきという彼女像が透けて見えた。

「フラッシュ」(同)によれば、観月がこんなに悪く言われるのは、元彼女の評判がとてもよかったかららしい。元彼女は、早稲田大学スポーツ科学部出身の元アスリート。栄養学や運動生理学に詳しく、錦織を常に立て(タオルやドリンクを持って数メートル後ろを歩いていた、錦織のために徹夜でマッサージをしていたなど)ており、錦織の両親にも可愛がられていたという。自分のことは二の次にする典型的なアスリートの彼女と言えるだろう。

けれど、錦織はそんな彼女と別れ、「苦労しない」観月を選んだ。観月の売名説や、錦織の周囲が交際に反対しているとも言われているが、交際が続いているところを見ると、相性がいいのだろう。何が言いたいかというと、オンナが苦労せず、ラクをしても仲の良いカップルはいるとうことだ。

平野に話を戻そう。そもそも平野は「結婚できないキャラ」でもアイドルでもないから、結婚したから仕事が減るとは考えにくい(もし減るとしたら、それはバブルネタが飽きられた時だろう)。また本当に「家事が得意でないから」結婚に躊躇しているのだとしたら、外注すれば即解決である。つまり、今の平野に必要なのは、仕事(とそこから得る経済力)なのである。他人のために2倍の努力をするよりも、自分が売れることを第一に考えて稼ぐ方が、結婚に対するハードルを下げることになるわけだ。

私が会社員だった頃、周囲はバブル世代だらけだったが、ロスジェネ世代の私から見たバブル世代は「苦労しなかった人たち」である。バブルをネタにする平野も、無駄な苦労を背負わず、突き進んでほしいものだ。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

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