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“ご意見番”と化した千秋に見る、「年下女子から相談されやすい女」の特徴

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羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「悩みがいろんな人から来るから、早く処理していかないと間に合わない」千秋
『ウチくる!?』(フジテレビ系、6月25日)

芸能人は、“いい人”と思わせるのもおシゴトである。

かつて工藤静香がいろいろなバラエティ番組で「〇〇ちゃん(酒井法子やTRFのCHIHARUなど)が、この間、うちにご飯食べに来たのね~」と例の口調で話していたが、これは「〇〇ちゃん」の話をしたいのではなく、「仲のいい友達がいる(それは私が好かれる性格である、華麗なる人脈を持っている)」「ご飯を食べにくる(おいしい料理を作れる腕前を持つ)」アピールである。

しかし、芸能人といえども、工藤のように“自分褒め”をするタイプはもはや絶滅寸前で、基本は、「後輩に、先輩のいいところを言わせる」のが主流である。例えば、6月25日放送の『ウチくる!?』(フジテレビ系)で、今年3月に離婚したタレント・小倉優子が、同じく離婚を経験(現在は再婚)した千秋について、「今日もLINEした」「いろいろ、ご相談に乗っていただいている」と、頼れる先輩であると紹介。ちなみに番組アシスタントの中川翔子も、千秋に相談を持ちかけることがあるそうだ。

相談をたくさんの人に持ちかけられることは、人望があるということだろう。また、相談への対応が、(相談者にとって)的外れなものであれば、二度と相談されなくなる可能性があることを考えると、繰り返し相談される人は、相談者の心をつかむと考えられる。つまり、相談される人は、人望があるだけでなく、頭が良いともいえるので、千秋もこの“相談されポジション”がまんざらではないらしい。小倉や中川が言うには、千秋のLINEは返ってくるのが早いそうだが、千秋はその理由を「悩みがいろんな人から来るから、早く処理していかないと間に合わない」と“顧客”の多さを思わせる返しをしている。

“不思議ちゃんキャラ”としてデビューした千秋だが、最近ではいつのまにか、ご意見番キャラにシフトして、芸能界を生き延びている。子ども服ブランドやパワーストーンのプロデュースに成功するなど実業家としてのセンスも高いようだ。プライベートでは、ココリコ・遠藤章造と結婚したが、離婚。シングルマザーを経て、現在は15歳年下のTBS局員と再婚している。豊富な人生経験と、ビジネスウーマンとしての才覚、再婚相手の見つけ方……不思議ちゃんキャラとしてデビューし、シングルマザーとなり、子どもと一緒にいられる時間を確保するために副業を考えているであろう小倉にとって、同じような経験をしている千秋を頼りにするのはわかる。しかし中川を含め、千秋とは、芸能界での立ち位置、私生活における境遇などがまったくかぶらない芸能人が、どこまで千秋に本気で答えを求めているかは、わからないというのが実状ではないだろうか。

というのは、仕事関係の目上の人と会話に困った時、間を持たせるのに便利なのが、その場にいない共通の知人の悪口と、相談だからである。具体的に言うと、「あの課長、どうにかならないですかねぇ」とか「こういう時はどうしたらいいですか? 先輩の時はどうでしたか?」と質問もしくは相談するのだ。こうすると、必然的に先輩の方が多く話すことになるので、先輩はいい気分だし、頼られている欲も満たすことができる。洞察力に優れている自負がある女性、自分は世の神髄を突くオリジナリティーあふれる発言ができると思っている女性に悩みを打ち明けることは、年下女子からの一種の“ご接待”なのである。

中川は千秋に、「女系家族で育ったので、男性恐怖症的のようなところがある」「けれど、彼氏がほしい」と相談しているそうで、千秋は「10年前から同じことを悩んでる」と中川の行動力のなさを指摘していたが、中川がしているのは本気の相談ではなく、千秋への“接待”としての相談なので、行動に移すことをしないと見ることもできるだろう。

千秋は、先日『ノンストップ!』(フジテレビ系)で、子どもの幼稚園のお迎えの際、「お化粧は絶対にします」と発言した小倉に対し、「友達になれない」と返し、その理由を「朝から子どものお弁当とか忙しいのに」「私とは価値観が違う」と説明していた。価値観が違うことと、友達になれないはイコールではないと私は思うが、千秋の発言からわかることは「自分と少しでも違う種族は認めたくない」という横暴さである。こういう人には、逆らわない方が身のためだと考えると、たとえフリであっても、自分の弱みを打ち明けることは、“面倒くさい封じ”として有効なのではないだろうか。

直木賞作家・林真理子は80年代に「オトコに相談を持ちかけるオンナ」について書いていた。「本当に相談があるわけではなく、オトコをおびき寄せるために相談する」つまり相談とは、“攻撃”だと書いていたと記憶している。時は流れ、男女問わず、他人と関わることを極力避ける若者が増えた現在、「オンナがオンナに持ちかける相談」は本当に頼りにされていることもあるだろうが、年下女子からの“防御”でもあることを、“相談されやすい”を自称する女性は知っておいて損はない。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

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