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太宰、漱石、村上春樹…文豪が書くカップ焼きそばの作り方

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↑もし手塚治虫が太宰治を描いたら…を田中圭一が描いたら

2016年5月、菊池良氏によるひとつのツイートがネット上で大反響となった。

もしも村上春樹がカップ焼きそばの容器にある「作り方」を書いたら。

――リツイート数は3万を超え、同様に他の著名作家の文体で「カップ焼きそばの作り方」を書く文体模倣の模倣も多く登場し、それらのまとめサイトなども作られ、ネット住民・SNSユーザーの間に広く拡散した。




↑事の発端となった菊池良氏によるツイート

あれから約1年。再びネット上で「カップ焼きそばの作り方」が話題騒然となっている。ブームの発端である菊池氏が、ライター仲間の神田桂一氏と組んで、村上春樹も含めた100パターンの文体を新たに書き下ろし。まさかの書籍化となったのだ。
タイトルは『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』。しかも、発売して即重版決定となる大ヒットの予感をかもしている。
タイトルが斜め上からすぎて、いまいちピンとこない読者も多いかも知れないが、この本には一体どんなことが書かれているのか?


6月7日発売『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(宝島社)
本体980円+税

うんこドリルと並ぶバカ企画!?

書かれている内容は、まさにタイトルそのまんま。太宰治、夏目漱石、芥川龍之介といった文豪から、村上春樹、林真理子、星新一などの人気作家、星野源、小沢健二らミュージシャン、雑誌『週刊文春』『POPEYE』、はては「国語の問題」「迷惑メール」まで……多種多様な文体で、ひたすら「カップ焼きそばの作り方」が100パターン続く。

この本に、人気ロックバンド「クリープハイプ」のボーカル&ギターであり、作家としてもヒット作を連発する尾崎世界観氏は、「切実に馬鹿だから、なんかもう泣けてくる。」という推薦文を送っている。

ツイッター上でも、
「このバカバカしさ…嫌いじゃない」
「アホみたいなクソ面白いサブカル本」
「笑いすぎて涙出る」
「とてつもなく下らないのにとてつもなく面白かった」
「ずーっとくだらない傑作!」
など、「くだらない」という賛辞(?)のツイートが並ぶ。

なかでも、書店の公式ツイートや、書店員さんの好意的なツイートが多く目立つ。某大手書店の文学担当者のツイートでは、「『うんこ漢字ドリル』と双璧をなす企画のバカらしさ、でもバカもここまで徹底すれば立派な作品になるということだと思います」という、100万部突破の大ヒット本と並び称す最大級の賛辞まで飛び出した。
また、この本が気になって大量に注文した書店が、「『発注数間違いないですか?』と幾度も確認された」といった微笑ましいツイートも。もはやネット上だけでなく、一般書店を巻き込んで、再び「カップ焼きそば」(?)ブームが起きているのだ。

さらにはこの現象に、カップ焼きそば『一平ちゃん夜店の焼そば』シリーズで知られる明星食品も反応。特製マヨビームで「文豪」と書かれたカップ焼きそばが公式アカウントからツイートされた。




↑「明星一平ちゃん夜店の焼そば」公式アカウント、6月8日(木)のツイートより


↑真面目なタイトルの書籍が並ぶ読売新聞のサンヤツ(第一面)の中、明らかに異質なものが混じっていてシュール

もはや、文体を取り上げている著名人にはこっそりのひそかなブームでは収まらなくなりつつあるこの本。登場されている方々には、「バカな企画を」と寛大なお心で笑ってお許しいただけることを願うばかりだ。

『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』

外部リンク(宝島オンライン)

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