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藤原竜也の叫び芸!『リバース』は殺しのドラマなのに笑える

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大学時代のゼミ仲間との旅行…そこで起きた親友の事故死。主人公・深瀬(藤原竜也)は、卒業後、地味だが平凡な生活を送っていたが、ある日、「人殺し」と書かれた脅迫文が送られる。その送り主は誰だったのか? 本当に親友は事故死だったのか?

湊かなえ原作のミステリー『リバース』がドラマ化(TBS系列 金曜夜10時)。原作を知る人もそうでない人も、役者の「演技力」に注目してドラマを楽しむと、それぞれのキャラクターに魅力を感じることができるはずです。

まだまだ序盤ですが、勝手に人物に注目したドラマの見どころを紹介したいと思います。

◆藤原竜也らしくない藤原竜也

藤原竜也といえば、舞台っぽい大きな演技だったり、「カイジ」などのキャラの強い役での絶叫だったり、コメディ要素のある演技だったりと、なんとなく「ザ・藤原竜也」なイメージを抱いている方も多いと思います。

しかし今回の深瀬は、どこにでもいる地味な大学生~社会人という役です。地味で気弱でどことなく冴えない男性を自然に演じています。

初めて出来た親友の広沢(小池徹平)との大学生活が人生で唯一楽しかった時代でした。事故で行方不明になった広沢が遺体で見つかり、親御さんと対面するシーンでは、死ぬ前日の楽しかったこと、美味い食事を食べ尽くしたことを泣きながら話す台詞がありました。大げさではなく伝える演技が素晴らしく、引き込まれて涙してしまいました。

◆控え気味の中でも時折漏れる藤原竜也臭

そんな、改めて藤原竜也って演技上手いなと思っていたところでしたが、時折、押さえていた藤原竜也があふれ出てくるところが多々あります。

例えば、恋人の美穂子(戸田恵梨香)が夜道で襲われかけたシーン。気が弱過ぎて向かっていけない深瀬は、少し離れたところからただただ叫ぶだけでした。助けたい、でも怖い…色んな感情が混じった深瀬の叫びは、「カイジ」や「デス・ノート」で見せた叫びとはひと味違いましたが、藤原色が溢れていました。

そして、執拗に迫る元刑事の小笠原(武田鉄矢)が車に乗り込んできた時の「乗らないでええ~」。正直、やべー奴と思えるぐらいの絞り出した叫び声にシリアスドラマながら爆笑してしまいました。藤原竜也の叫び芸、5段活用ぐらいできるかもしれません。

◆他のキャストも押さえた演技が逆に怖い

全員が何かしらのヒミツや想いを隠している…。それがためか、登場人物のすべてが、これまで自分たちがその役者に持っているイメージよりはるかに静かな演技をしています。

特に、同級生の4人(玉森裕太、市原隼人、三浦貴大と藤原竜也)は、広沢の死に関して、何となく黙っていた「飲酒」の事実がずっと引っかかっていました。

また、主人公・深瀬の唯一の憩いの場であるコーヒーショップで出会った彼女・美穂子も何かありそうな古傷を持っていたり、広沢の母・昌子(片平なぎさ)も冷静を装っていながらどこか放心しているような形相…と、いつフラストレーションが溢れてもおかしくないギリギリさが伝わってきます。全員が全員、コップいっぱいの水の状態を感じるのです。

そんな全員の闇がじわじわ視聴者に押し寄せてくる、原作読者じゃなくても湊かなえ特有のイヤミス(読んだ後に「イヤ」な気分になる後味の悪い「ミステリー」)な雰囲気が伝わってきますね。しかし、彼らをしつこくかき回す小笠原(武田鉄矢)だけは、金八先生以来のいつもながらの武田鉄矢の演技で不協和音をかましてくれます。

演者たちが一丸となって、不穏な空気を醸し出す作品を作っているのが、このドラマにハマる理由かもしれません。

<TEXT/タケダマコ>


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