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亀梨和也をストーカー扱いする“クールなサバサバ女子”設定の木村文乃は、つまり常識的な女性ヒロイン/『ボク、運命の人です。』第一話レビュー

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4月15日土曜日にスタートした『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系、土曜夜10時)。昔から(1)ジャニーズが主演を務めることが多い(2)メインターゲットは10代、の路線で引っ張っていた日テレの「土9」枠が、今クールからは「土10」にシフトすることになりました。『ボク、運命の人です。』はその第一発目。キャスティングは、亀梨和也&山下智久のW主演に加えて、木村文乃、菜々緒、満島真之介といった顔ぶれです。

亀梨&山下コンビが2005年の土9『野ブタ。をプロデュース』でW主演を務めたのはあまりにも有名過ぎるお話で、メディアでは当然のことながら「12年ぶりのコンビ復活!」と放送前から煽っていました。『野ブタ。』の時、19歳だった亀梨はKAT-TUNに、20歳だった山下はNEWSに所属中の身だったわけですが……ま、12年間には色々ありましたよねぇ。そんな2人も30代に突入しているわけでして、ファンの年齢層も10代女性から20代後半~30代女性にシフトしていることが予想され、だったら夜9時台より夜10時台のほうが見てくれそうかもしれないですね。
三上博史はいないの?
どういうわけだがこれまで恋愛運悪過ぎだった29歳の平凡なサラリーマン・正木誠(亀梨和也)の前に、神を名乗る男(山下智久)が現れ、「あなたには運命の人がいる」のだと告げられるところから始まるラブコメディ。いやー、そう来れば頭をチラついちゃうのが2007年の山P主演の月9ドラマ『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)でしょう。“明日やろうは馬鹿野郎”って言葉流行りましたよね。当時全盛だったmixiのプロフィール欄の好きな言葉にこれ書いていた人いっぱいいたわ。『ボク、運命の人です。』も、イケメンヘタレキャラの主人公の前に神が現れ、恋愛成就を果たすべく奮闘していくという設定が『プロポーズ大作戦』を彷彿させる……って今さら指摘しなくても皆さんやかましくネットでパクり論争(?)されてますけどね。脚本も同じ金子茂樹さんなのでパクりというのも違うんでしょうが。

第一話は、ウォーターサーバー会社の営業マンをしている誠が、静岡から異動で東京勤務になるところからはじまります。誠、とにかく恋愛運・女運ゼロの人生を送ってきたようで、非モテじゃないんだけれど付き合う女性が毎回ヒドい。けれど優柔不断な誠は自分から別れようとも言えず、最終的にはいつも相手が音信不通になってフラれるという恋の結末を迎えてきました。とはいえ、今現在の彼女のことは「運命の女」と誠本人は思っていて、彼女が遊びに来るのに備えて部屋をキレイにし1本1万4千円以上する高級ワインを買っちゃいます(ところで誠が暮らす部屋のインテリアはけっこうオシャレなんですけど、彼のキャラにはイマイチ合わない気がしないでもないです)。

高級ワインを買った誠が意気揚々と部屋に戻ると、そこには謎の男・山Pの姿が。それだけでも十分びっくりするし気持ち悪いし怖いんですけど、謎の男は「運命の女は来ないよ。残念ながら君は騙されている」と誠に告げます。テレビをつけると、誠の彼女が詐欺・恐喝容疑で連行される模様が……。誠の彼女は美人局だったわけです。ショックで愕然とする誠……。「何で俺っていっつもこうなんですかね……。何でこんなに変な女の人ばっかり寄ってくるんですかね……」と、涙ながらに嘆く誠に、謎の男は思いがけないことを言い出します。

謎の男「それはね、出会うべき運命の相手がちゃんといるからだよ。だから運命が君を邪魔して、正しい道にグッと戻そうとしているってわけ」

謎の男のことを誠は勝手に刑事さんだと勘違いしていましたが、謎の男は「神だよ」と名乗りました。誠はふざけていると勘違いして憤るものの、誠のコートのポケットにはいつのまにか身知らぬ女性の写真が……。

謎の男「彼女が君の運命の人っ!!!」

写真の女性は、湖月晴子(木村文乃)、29歳。今年中に誠と晴子が結婚して、来年子どもが誕生しなければ、地球が大変なことになるのだ……と謎の男は宣います。誠と晴子の子どもは30年後、地球に接近する隕石の軌道をズラして地球を救う存在になる、という超セカイ系展開! いくら騙されやすい性格の誠でも、さすがにそんな話を信じる気にはなれず、バカにしてんのかとブチ切れるのですが、山Pじゃなかった謎の男、というか神は意に介しません。

謎の男「君が強い運命の力を凌ぐほどだらしがないから、こうして助言しにきてあげてる」

実は、すでに誠と晴子は壁一枚隔てた場所にいる……そう、誠と晴子は同じオフィスビルの同じフロアに入っている別々の会社で働く者同士なんですね。ちょっとずつ信じる気になっている誠に「地球の未来よろしく頼むよ」と告げて、神は消えてしまいました。

素直な誠は当然、隣の会社を意識するようになり、ウォーターサーバーの営業をかけたり、思いのほか積極的に動いています。ってか亀梨クン、会社のロゴ入り青色ブルゾンが意外と馴染んでいますね。

ちなみにマーケティング会社に勤務する晴子は“左脳女子”だそうで、クールでサバサバ系で冷めた思考回路の持ち主。実家暮らしで、母親(石野真子)は晴子に結婚してほしいと願っている模様、かつ晴子自身も結婚願望アリアリなんですよね。ただ、過去に既婚者と(知らずに)不倫して泣きを見たらしく、恋愛には臆病になっている晴子。親友で同僚の四谷三恵(菜々緒)は恋愛にも婚活にもがっついており、演じているのが悪女……というか殺人鬼の役とかをこなす菜々緒さんだから結構怖いです。殺人鬼って「悪女」の括りを完全に逸してますよね?
常識的なヒロイン
さて、特に関係性が進展しないまま、誠の前に再び現れた謎の男は、誠と晴子の過去の接点について説明してくれました。親切な神ですね。晴子は誠にとって、母親以外の異性ではじめて手をつないだ相手で、5歳の頃行った海で一緒にトンネルを作っていました(写真あり)。また、大学受験当日筆箱を忘れた誠に鉛筆を貸してくれた後ろの席の女の子も、晴子でした。さらに、今年の初詣で撮った写真には晴子が映り込んでいます。ちなみに晴子の投げた5円玉(ご縁)は誠のフードに入っちゃったらしく。謎の男は、誠に「君の鈍感さには本当に呆れるね!」と言いますが、ま、普通気づきませんよね(笑)。

とはいえ誠、晴子のことは結構タイプだったみたいで、この話を聞いていよいよマジになってきます。初詣時の神社に行って晴子の書いた絵馬(“運命の人と出会って結婚できますように”)を見つけた勢いもあって、退社時のエレベーターで一緒になった晴子に声をかけるんですが、うん。

誠「あなたは、ボクの、運命の人らしいんです。」

……ないわ、マジキモイって感じのことを言っちゃってます。晴子は当然のごとくドン引き。宗教の勧誘と間違われても仕方ないレベルです。神と名乗る男の話とか、僕たちの子どもが地球を救うとか、そんな口説かれ方で喫茶店誘ってどうすんだよ。会社が隣同士、晴子が勤務するマーケティング会社の社長・鳩崎(渡辺江里子)とも誠は顔見知りだし、まったく接点のない相手じゃないんだから、普通のアプローチすりゃいいのに。いっそ鳩崎を仲介役頼んじゃえよ。ま、ラブコメですからね。

晴子にドン引きされた誠は帰宅後、謎の男に逆ギレです。「あれだけ気が強かったらそりゃ男運も逃げていくでしょ」と晴子を一方的にdisり、晴子に運命なんて感じない、地球の未来なんて知らねえよ、と投げやりになってしまいました。他方、晴子はもっと誠に運命なんて感じていませんが、自分の両親(父親役は杉本哲太)は重い腰を上げて参加した同窓会がきっかけで結婚した、という話を聞いたりして、ちょっとは積極的になったほうがいいかも……という心境に。タイミングさえ合えば……!!

さあ、最悪のエレベーターナンパから数日後、お互い千葉県の山村への出張があったため、誠と晴子は再会しちゃいます。ウォーターサーバーの契約を決めた老夫婦に対応する誠はめちゃめちゃ良い人なんですけど、ローカル線のホームにてばったり出くわした晴子はゾッとしてます。まあストーカーされてんのかなって思いますよね。

恐怖心を与えると気付かない誠、「やっぱりボクたちには不思議な縁があるんですね」と、今度は大学受験時のエピソードや5歳の夏にも海で会っていることを話し、「(今までの恋愛が)うまくいかなかったのは、運命の人じゃなかったからです」と力説。さらには「あなたも僕と同じようにつらい恋愛してきたんですよね?(謎の男から聞いた情報) あなたもずっと運命の人を待ってたんですよね? 大変、お待たせいたしました。ボクがあなたの、運命の男です」と、またまたデリカシーのかけらもない宣言を……。晴子は愛想笑いで誤魔化したりしません。「気持ち悪いです。本当に、気持ちが悪いです。二度と話しかけてこないでください」とキッパリ誠の申し出を断りました。常識的なヒロインだなあ。クールな左脳女子だから、なんてキャラ設定をされていますが、この塩対応ってごく普通というか当たり前の反応だと思いますけどね。キャピキャピかわいこぶるのが普通の女子で、クールな晴子はちょっと変わってる、ってことなのかもしれないですが、いやいやこれも普通の女性の姿だと思うんですよ。基本、ドラマのヒロインって押しに弱くていきなりキスされても張り手とかしないですからねー、非現実感がすごいんですよね。それに比べて晴子は、ちゃんと人間の女性という感じがしています、今のところ。

こうして玉砕した誠は、またまた謎の男に八つ当たり。「運命なんてなぁ、なん~~~の役にも立たないんだ!!! 今現在の日本社会において最弱の武器だ」「30年後に地球が滅亡するなんて俺のせいじゃないし、彼女のせいでもない。地球は、もともとそういう運命だったってことだっ!!!」……確かにそうですよね。

でも、晴子との運命(?)はまだまだ続きました。美人局で捕まった元カノに買わされたクラッシックコンサートのチケットが届き、行く相手のいない誠はひとりで鑑賞します。そして、高校野球でお馴染みの曲を聴いているうちに、ある記憶が蘇ります。

野球部員だった誠。高3の県大会。9回裏(4対3で誠のいる高校が勝っています)、誠はピッチャーを務めていましたが、さよならヒットを打たれて逆転負け。ひとり悔し泣きする誠に「よく頑張った! お疲れ様!」と労いの言葉がかかります。声をかけてすぐに走り去っていったのは、相手校の女子生徒、晴子でした。

すっかり忘れていた出来事を思い出した誠は、演奏が終わると感極まり立ち上がって拍手。同じように立ち上がって拍手する人がもうひとり……。相手は無論、晴子です。意味不明な押しかけ愛野郎の誠を心底気持ち悪がっていた晴子も、このときついに「運命」をうっすら感じたのでしょうか、帰宅後、晴子はアルバムを開き、5歳の時に海で誠と会っていたことを確認……。おっ、いい感じじゃないですかこれ?

コンサートでの「運命」的な一件で再びヤル気になった誠に、謎の男は「実はマズイことが起こる予定だ」と告げます。例の県大会でヒットを打った相手・定岡光圀(満島真之介)が近々晴子と再会して強い運命感じちゃう予定、とのこと。神は何でもわかっちゃうんですね。そして定岡クンが赴任してきたのは、誠たちの会社があるビルの向かいにあるビルに入っている会社。マズいですね~。「同じ相手に2回も負けるわけにいかないしね! 言っとくけど俺、遊びじゃないから!」と意気込む誠は、晴子と結婚して地球を救えるんでしょうか。思いのほか面白かった第一話はここまで、続きは来週第二話で。

土曜ドラマをちゃんと見たのは久しぶりでしたが、コミカルでテンポがよく、亀と山Pコンビの掛け合いは息がピッタリで、楽しめました。サブキャラたちもみんないいキャラしています。超美人で華のある三恵がめちゃくちゃ婚活に貪欲、という設定も、嫌味ったらしくないですね。亀梨にしろ山下にしろ、シリアスで重いテーマのドラマより今回のようなラブコメがマッチするのでは……と思いました。適材適所ってことです。逆に木村文乃は、コミカルなEDダンスより演技が性に合っているんでしょう、ダンスはちょっと……はい。晴子の冷めた口調とか目つきとか、世間一般的に男ウケしないと見なされるファッションとか……こういう感じの女性がヒロインである点、わかってるなあと思いましたね。結末は大体予想出来ちゃいますが、一言一句聞き逃さずにきっちり視聴するっていうより、土曜の10時台家にいる人がスマホいじったりお菓子食べたりしながら見るためのドラマって感じです。

(ドラマウォッチ担当:雨月桃)

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