最新ニュース、芸能、ネットの話題をまとめ読み

ブルゾンちえみ 「力強く生きて」力強い発信に女性が共感

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 イケメン2人を従えたキャリアウーマンネタでブレイクし、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せているブルゾンちえみ(26)。4月13日スタートのドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)では主要キャストの一人に名を連ねるなど、芸歴2年目とは思えない大出世を遂げている。ブルゾンちえみといえば、濃いメークにオフィススタイルのファッション、そしてあの丸みを帯びた風貌だ。これまでブレイクした“デブかわいい”芸人とも、ブサイク芸人とも違う。言ってみれば“デブセクシー”の新領域を開拓している彼女の、いったいどんなオリジナリティーがお笑いファンにウケているのか。お笑い評論家のラリー遠田さんに訊いた。

* * *
 お笑いの世界は、歴史的に見てもこれまでずっと男社会が続いてきました。女性芸人の「デブキャラ」、「ブスキャラ」、「結婚できないキャラ」という呼ばれ方はまさに、「男から見たおもしろい女性像」を表していて、立場の弱い女性芸人たちもある程度はそれに乗っかるしかないという風潮がありました。夫が妻に虐げられる夫婦漫才がおもしろいのも、そもそも前提として男性の方が社会的に強いという意識があったからです。

でも今は時代が変わりました。その旗手といえるのが渡辺直美さん(29)です。彼女は「デブでもダンスしてオシャレして格好つけていいじゃん」とポジティブさを前面に押し出したことで、自分に自信がない女性たちを「こうでなければいけない」というプレッシャーから解放しました。若い人たちに人気のインスタグラムでフォロワー数が日本一であることからも、10代20代の女性から多くの支持を得ていることが分かります。「芸人としておもしろい」という枠を超えて、もはや尊敬や憧れの対象といえるほどです。

◆「ありのままに力強く生きていい」というメッセージ

ブルゾンさんも、男社会に取り込まれずに出てきた新しい存在。あの濃いメイクも、男性目線で見たら面白おかしいかもしれませんが、世の女性から見ればそんなにヘンではないそうです。むしろアメリカの女優やモデルがしているメイクの王道で、彼女自身、普段も同じようなメイクをしているといいます。彼女の好きなアメリカのドラマや映画の世界観を表現しているのでしょう。見た目もぽっちゃりはしていますが、女性から見ればそこまでデブでもブスでもありません。本人としてはそこは売りではなく、あのキャラで真っ向勝負していると思います。

ポジティブなメッセージを発信しているのも渡辺さんと共通しています。ブルゾンさんの場合は、それがよりストレートです。元カレのことが忘れられないと悩む後輩に対して「男は地球にあと『35億』もいるのよ」と励ます言葉には、仕事と恋愛の両立に苦労している働く女性たちに対して、「ポジティブ思考で力強く生きていいのよ」という彼女なりのメッセージを込めているのだと思います。彼女が全く卑屈さを見せないので、見ているほうもスカッとします。

好感度が高いこともブルゾンさんの特徴の一つ。『R-1ぐらんぷり2017』ではネタを飛ばしてしまったことも話題になりましたが、あの時ネット上では、「気にしないで」といった好意的なコメントが多く見られました。もし潜在的にもっと嫌われているような芸人が同じことをしたら、もっと激しくバッシングされていてもおかしくないところです。なぜ彼女の好感度が高いのか。それは、彼女から「どうしてもこのネタをやりたい」という情熱が伝わってくるからだと思います。男性2人に女性が挟まれている構図も、海外アーティストのミュージックビデオ、ドラマや映画のポスターなどでしばしば見られるもので、深い意味があったというよりは、ただそれをやりたかっただけのような気がします。そのネタがどういう意味なのか、などということがどうでもよくなるほど、「この人はとにかくアメリカのエンターテインメントが大好きなんだな」という思いを抱かせます。

◆“ライバル”ゆりやんとの違いとは?

アメリカンテイストを笑いに変えている点、同じ26歳であることなど、共通点の多いゆりやんレトリィバァさん(26)とは比較されることもありますが、2人は全くタイプが異なります。

ゆりやんさんは英会話、演技などができる上に、芸人としての度胸があってスキルも高い。お笑いマニアにも受け入れられるタイプの芸人です。総合力が高いので、たとえネタが飛んだとしてもそれをアドリブで笑いに変えてしまうのではないか、と思わされるほどです。ブルゾンさんは、恋愛や仕事で行き詰まりやすい、働く20代、30代の「タラレバ世代」に刺さる芸人。ただ、今はまだテレビでも周りの先輩芸人たちが彼女との距離感をよく分かっていないところもあると思います。見た目をいじると「かわいそう」という空気になりかねないので、近藤春菜さんの「角野卓造じゃねえよ!」みたいな掛け合いはできないでしょうね。

今後も引き続きブルゾンさんが活躍するためには、素のキャラクターをどう売っていくかが鍵を握ると思います。ネタ番組以外のところでは、キャリアウーマンのノリで返したらいいのか、素の喋り方で返したらいいのか、そこもまだ定まっていない様子。今はキャリアウーマンのノリで返せば笑いになりますが、普段のブルゾンちえみを掘り起こされた時に、どれだけ引き出しがあるかが問われるでしょうね。

外部リンク(NEWSポストセブン)

関連ニュース

Yomerumoをフォローする

Yomerumoから人気記事をお知らせします!

Twitter

ガールズコラム最新記事

記事一覧

注目ニュース

> もっと見る


掲載情報の著作権はニュース提供元企業等またはGMOアドマーケティング株式会社に帰属します。記事の無断転用を禁じます。
すべての人にインターネット
関連サービス