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特撮大好きライターが徹底解説!『宇宙戦隊キュウレンジャー』がもっと深く楽しめる9つのポイント

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ついに、2月12日から放送がスタートした「スーパー戦隊シリーズ」の最新作『宇宙戦隊キュウレンジャー』。これまでのスーパー戦隊シリーズの常識を覆す、様々な新要素を盛り込んだ意欲作ということで、放送前から大きな注目を集めていた本作。

常識という枠を取っ払った斬新なコンセプトで制作される新スーパー戦隊の魅力を、特撮ヒーローが大好きなライター・住吉STRANGERが徹底解説します!

■え、5人じゃない!? 主人公はシリーズ最多の9人に!

『宇宙戦隊キュウレンジャー』が、これまでのスーパー戦隊と一線を画する最大の理由……それは、「9人戦隊」という特異なメンバー編成にあります。

これまでのスーパー戦隊は、いずれもレギュラーメンバーが5人、もしくは3人でスタートするのがシリーズにおける伝統であり、追加登場する戦士がいたりもしますが、「5人(3人)」というバランスは「スーパー戦隊」たらしめる理由となっていました。

しかしながら、今回の『宇宙戦隊キュウレンジャー』は、その絶対的なルールを打ち破り、9人のメンバーで始動!発表当初はこの点に注目が集まりましたね。

先ずは、その画期的なコンセプトが目を引く本作ですが、一方で、「数字+レンジャー」というネーミングからはシリーズの原点である『秘密戦隊ゴレンジャー』へのリスペクトと回帰意識をうかがうこともできます。

スーパー戦隊の歴史への敬意は大切にしつつ、誰も観たことがない景色をファンの前に描こうとしている『宇宙戦隊キュウレンジャー』。9人の戦士たちが、これから織り成す物語に大いに期待をしていただければと思います!

■ヒューマノイドだけじゃない!? 超個性派のヒーローたちに要注目!

『キュウレンジャー』の旗のもとに集まった9人のメンバーは、いずれも超個性派揃い。

本作では、5人のヒューマノイド(人間)型、4人の非ヒューマノイド型という組み合わせとなっており、巨悪に立ち向かう宇宙最強のチームが結成されています。

彼らはいずれも、それぞれの銀河系を代表する猛者たち。宇宙の各地から集まったが故に、そのビジュアルも個性豊かなもの。

牡牛型のロボット「チャンプ」(オウシブラック)に、女性型アンドロイドの「ラプター283」(ワシピンク)、狼に似た姿を持つ獣人の「ガル」(オオカミブルー)、そして、金色の体躯を持つ機械生命体の「バランス」(テンビンゴールド)。

過去のシリーズにも、人間ではないキャラクターが変身するヒーローや人間態を持たないヒーローは存在していました(『特捜戦隊デカレンジャー』のドギー・クルーガー、『忍者戦隊カクレンジャー』のニンジャマンなど)が、キュウレンジャーの場合は、飛び抜けてキャラクターが個性的ですね。こうしたキャラクター造形からも、作品に溢れる冒険心が感じられますね。

そんな個性派のメンバーに負けず劣らず、ヒューマノイド型の5人も、宇宙一の幸運の持ち主で、何事にも超ポジティヴシンキングなラッキーを筆頭に、魅力的なメンバーが揃っています。

そんな9人が集まった時、一体、どんな物語が紡がれていくのか……今から、考えるだけでワクワクしてしまいます!

■星座をモチーフにしたヒーローたちの画期的なデザインに要注目!

ビジュアルもキャラクター性も、それぞれに差異がクッキリと付けられているキュウレンジャーですが、変身後の姿にも注目です。

通常のスーパー戦隊の場合、基本的には頭部の形状とベースになっている体色、そして、装飾品や使用武器で各ヒーローの差別化を行っているのですが、キュウレンジャーの場合は、それぞれのスーツのデザインに大きな独自性を与え、こちらも多様なビジュアルを展開しているのです。

一際目立つ巨体を持つオウシブラック、マスクのいち部分が前方に隆起したカジキイエローに、体毛が生えたオオカミブルー、背中に翼が生えたワシピンクは、その羽根を使って空を飛ぶこともできます。

デザインや特性の時点で、他のメンバーにはない特色がスーツに反映されている。まさに、一人ひとりがオンリーワンなヒーローなのです。

また、各戦士たちのモチーフは星座がベースとなっているのですが、その選択も非常にユニークです。

獅子座をモチーフにしたシシレッドなど、王道といえる動物をモチーフにした戦士だけでなく、中にはカメレオン座のカメレオングリーン、蠍座のサソリオレンジ、へびつかい座のヘビツカイシルバーといった、まさに「異色」のモチーフを身に纏ったヒーローもいます。

蠍や蛇(正確には、蛇使い)といえば、これまでは敵側の怪人やアンチヒーロー的なライバルキャラのモチーフとして使われるのが定番でしたが、そこを敢えてヒーロー側に用いるという冒険心には、特撮ヒーロー作品に慣れ親しんできた人こそ、大きな驚きを覚えたことでしょう。

■若手俳優と豪華声優陣の共演! 出演者に要注目!

『宇宙戦隊キュウレンジャー』は、その出演陣にも注目! とくにレギュラー出演陣における声優の豪華さは特撮好きな声優ファンであれば感涙ものです。

大塚明夫さん(チャンプ/オウシブラック役)に中井和哉さん(ガル/オオカミブルー役)というベテラン男性声優のお二方を筆頭に、小野友樹さん(バランス/テンビンゴールド役)とM・A・Oさん(ラプター283/ワシピンク役)と、キュウレンジャーを演じる出演陣には、人気声優陣が勢揃い。

要注目は、やはりM・A・Oさんです。M・A・Oさんといえば、本格的に声優として活動する以前に、「市道真央」の名義で『海賊戦隊ゴーカイジャー』にルカ・ミルフィ(ゴーカイイエロー)役として出演。スーパー戦隊出演のキャリアを持つ声優です。

M・A・Oさんのスーパー戦隊レギュラーへのカムバックは、そのキャスティングが発表された時からアニメファンと声優ファンの間で大きな話題となりましたね。筆者も思わず「おぉ!」と声が出ました。

この他にも、キュウレンジャーを束ねる司令官(コマンダー)役のショウ・ロンポー役には、人気声優の神谷浩史さんが、そしてナレーションと変身音声には、木村昴さんが起用されています。

スーパー戦隊シリーズには、各作品毎に「声優枠」が設けられているのは定番ですが、『宇宙戦隊キュウレンジャー』はスーツアクターさんが演じるキャラクターが多い為、これまでのシリーズに比べても、声優さんの枠が多いのも特徴ですね。

人気声優陣が演じるキャラクターと、若手俳優陣との掛け合いも、作品を観る上での大きな楽しみのひとつ。個人的にも、早くも安定感抜群の台詞回しと演技で安定感を発揮しているスパーダ(カジキイエロー)役の榊原徹士さんと声優さんのやり取りに大注目。

■舞台は宇宙! スケールの大きな作劇に要注目!

本作の舞台は、そのタイトル通り、何と宇宙です! しかも、数々の銀河系を股に掛け、壮大なスケールでストーリーが展開されます。所謂「スペースオペラ」としてのドラマ作りが志向されているわけです。

その世界観に相応しく、敵組織も従来のシリーズにはない強大なものとして描かれています。

キュウレンジャーたちの前に立ち塞がるのは、「宇宙幕府ジャークマター」。物語のスタート時点で、全宇宙の99%を掌握しており、88の銀河系を支配下に収め、民に圧制を敷いているという超凶悪な組織です(ちなみに、地球も第1話の冒頭で、既に陥落済み)。

そんなジャークマターに戦いを挑むのが、我らがヒーロー「キュウレンジャー」。彼らは、ジャークマターに対抗できる力を持つ伝説の戦士であり、宇宙の平和を奪還する為に結成されたレジスタンスグループなのです。

これまでは、地球侵略や人類滅亡を企む悪の軍団に対する防衛組織という面が強かったスーパー戦隊ですが、今作では、悪の手に落ちた星々を開放すべく戦う能動的な正義のチームというイメージが強調されています。

また、全宇宙をほぼ手中に収めている程の巨大な悪に挑むわけですから、キュウレンジャーのキャラクター性も「とにかく強く、とにかくカッコよい戦隊」を目指し作劇が行われているとのこと。これから描かれるであろう宇宙を戦場とした「強大な悪vsとにかく強いヒーロー」によるダイナミックなバトルにもご期待をいただければと思います!

第1話の時点でも、メカニックを駆使した宇宙戦や惑星に舞台を移しての巨大ロボ戦、そして、流星群に乗りながら変身を行うシシレッド……と、エンターテイメント性とケレン味たっぷりの演出が光っていました。『宇宙戦隊キュウレンジャー』は、その舞台設定にも注目すべき作品なのです!

■とにかくカッコ良いオープニング主題歌『LUCKYSTAR』に要注目!

その斬新なコンセプトとスケール感のあるドラマ性で、長年シリーズを追い掛けている特撮ファンからも話題を集めている『宇宙戦隊キュウレンジャー』ですが、本作は、そのオープニング主題歌『LUCKEYSTAR』にも要注目です。

『LUCKEYSTAR』のユニークな点は、先ず、そのタイトルです。従来のシリーズにおけるオープニング主題歌は、そのタイトルに各スーパー戦隊の名称を使用するのがお約束でした。

ところが、『LUCKYSTAR』では、長い間ずっと守られてきたルールが適用されていません。更に、アルファベット表記による英語タイトルという、思い切ったネーミングがされています。

そう! 『宇宙戦隊キュウレンジャー』の「長きに渡る伝統を打ち破る」という意気込みは、その主題歌にも徹底されているのです!

そんな『LUCKYSTAR』ですが、新しいスーパー戦隊を形作っていくに相応しい圧倒的なカッコ良さを誇る楽曲です。スピーディーかつエモーショナルなメロディに、歌唱を担当する幡野智宏さんの爽やかで伸びやかな歌声……非常に感動的な楽曲であり、この曲をバックに展開されるオープニング映像やバトルシーンは、観ているだけで涙が出てきます。

一方で、新しいことに取り組みつつも、シリーズの本道を外さないというバランス感覚は、ここでも健在であり、作詞に平成ライダーシリーズやスーパー戦隊の主題歌を数多く手掛けてきた藤林聖子さんを迎えているという心配りも効いています。今回も素晴らしい歌詞を提供してくれている藤林さん、CDリリースのあかつきには、幡野さんの歌声と共に、藤林さんの歌詞もジックリと味わっていただければと思います!

■楽しいギミックが盛り込まれた巨大ロボットに要注目!

次に、ご紹介したいのが、巨大ロボのカッコ良さです。本作に登場する巨大ロボの名は、「キュウレンオー」。キュレンジャーが搭乗するマシン「キュウボイジャー」がドッキングすることで完成するロボットです。

毎回、趣向を凝らしたギミックやユニークなデザインで、ファンを楽しませてくれる巨大ロボですが、キュウレンオーは近年の作品におけるロボの中でも抜群にカッコ良いビジュアルを有しています。

クリアパーツを配したデザインも良いですし、コックピットが剥き出しになっているのも新しい。

更に、このキュウレンオーは、胴体と頭部を成している「シシボイジャー」をコアとし、両手、両足のキュウボイジャーが全て換装できるというギミックが施されています。

これからのエピソードに登場する新しいキュウボイジャーや、パワーアップパーツの追加による新形態など、ロボにまつわる描写にも目が離せない作品になりそうです。

■シリーズ初参加となるクリエイター陣に要注目!

『宇宙戦隊キュウレンジャー』は、初物尽くしなクリエイター陣の顔ぶれに注目すべき作品です。

ビジュアル面では、アニメ化もされた『ノブナガン』や『ジャバウォッキー』『エリア51』などで知られる漫画家の久正人先生がデザイナーとして参加。ガル、チャンプ、ラプター283の3人をデザインし、シリーズの放映前にはイメージビジュアルのイラストを描いて、ファンの期待を大いに高めてくれました。

また、主題歌の『LUCKYSTAR』も作曲を担当した「KoTa」さんも東映特撮シリーズの主題歌で楽曲を手掛けるのは初。この『LUCKYSTAR』でメジャーデビューを果たす幡野智宏さんも、スーパー戦隊関連の楽曲への参加は今回が初めてです。

そして、『宇宙戦隊キュウレンジャー』でメインの脚本を務める毛利亘宏さんも、東映特撮ヒーロー作品でメインライターとして登板するのは、本作が初となります。

毛利さんは、『仮面ライダーオーズ/OOO』の第21話「バッタと親子と正義の味方」と、続く第22話「チョコと信念と正義の力」で、東映特撮ヒーロー作品で初めて脚本を担当。このエピソードでは、「正義とは何か?」というシリアスなテーマを描き、仮面ライダーファンからも注目を集めました。後に、同作のノベライズ版で、執筆も担当されています。

劇団「少年社中」の主宰者(ちなみに、『仮面ライダードライブ』で、"ゲンさん"こと追田現八郎を演じた井俣太良さんは、少年社中の団員であり、毛利さんの学生時代の同級生です)であり、劇団の活動と並行して、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』や『仮面ライダーゴースト』などの東映特撮作品で、サブライターとして活躍をされていた毛利さん。そんな毛利さんが、遂に、メインライターとしてデビューするのが、この『宇宙戦隊キュウレンジャー』なのです。

毛利さんが、これまでに脚本家として参加されてきた作品を見ると、シリアスな脚本もコミカルなシナリオも両方書くことができる印象があります。そのシナリオライターとしての手腕にご注目ください!

■全く新しいスーパー戦隊を作り出す、出演者とスタッフの冒険心に要注目!

ここまでで書かせていただいように、『宇宙戦隊キュウレンジャー』は、これまでのシリーズの伝統を覆す、誰も観たことがない、全く新しいスーパー戦隊です。

まさに、「意欲作」「冒険作」という呼称が相応しい、『宇宙戦隊キュウレンジャー』。スーパー戦隊シリーズ第40作目を記念し、製作をされた前作『動物戦隊ジュウオウジャー』は、その完成度の高い脚本と、「これぞ! スーパー戦隊!!」と言うべきシリーズの王道を征く展開と演出でファンを魅了しましたが、40作という節目を超えたスーパー戦隊は、この『宇宙戦隊キュウレンジャー』によって、今、新たなる道へと進もうとしています。

「1人1人がスーパースター、9人揃ってオールスター」そんなオールスターが揃って、新しいスーパー戦隊の歴史を作り出そうとしている『宇宙戦隊キュウレンジャー』。そして、そんなキュウレンジャーの物語を作り出す出演者やスタッフの心意気こそが、本作の最大の魅力といえるでしょう。

宇宙の平和を取り戻すべく、強大なジャークマターに闘いを挑むキュウレンジャー、そんなキュウレンジャーの活躍に是非ともご期待ください!


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