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【米ビルボード年間アルバム・チャート】ダイヤモンド・アルバム認定されたアデル『25』が堂々の首位

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米ビルボード・アルバム・チャート、2016年の年間チャートは、アデルの『25』がNo.1に輝いた。

2015年11月20日にリリースされ、12月12日付チャートで、歴代最高の初動枚数、348万枚を獲得し、初の週間セールス300万枚突破という快挙を成し遂げた、アデルの3rdアルバム『25』。初登場から勢い衰えることなくランクインし続け、今年10月には1000万枚を突破したことを、RIAA(アメリカレコード協会)が発表し、2011年リリースの2ndアルバム『21』に続き、2作連続のダイヤモンド・アルバムに認定された。本作からは、先行シングル「ハロー」が、ソング・チャートで10週の首位をマークし、年間シングル・チャートでも7位にランクインしている。

2位には、4月にリリースされた、ドレイクの4thアルバム『ヴューズ』がランクイン。初動枚数は100万枚を突破し、通算12週間の首位をマーク、総売上は300万枚近い大ヒットを記録した。ただ、首位のアデルとはヒットの傾向が異なり、本作の売上の内、およそ半分はストリーミング・ポイント(視聴回数)によるもので、実売(ダウンロード数)は、170万枚程度である。

現在、アルバム・チャートの集計には、アルバムに収録されている楽曲が10回ダウンロードされれば、アルバム1枚のセールスに、また、有料のオンデマンドによるアルバムの視聴回数が1500回に達すると、アルバム1枚のセールスとして換算されるようになった。ドレイクの『ヴューズ』以外にも、2016年はストリーミング・ポイントにより大ヒットしたアルバムが、特に目立った。

3位にランクインした、ジャスティン・ビーバーの『パーパス』や、5位に食い込んだリアーナの『アンチ』も、売上の半数はストリーミング・ポイント(視聴回数)によるものだ。彼らは、ソング・チャートで、アルバムからのシングル曲を大ヒットさせている。それらの視聴回数、もしくは楽曲単体のダウンロード数が、アルバムのセールスに反映したため、大ヒットを記録した。6位のトゥエンティ・ワン・パイロッツも、『ブラーリーフェイス』からは2曲のTOP10ヒットが、9位にランクインした、ザ・ウィークエンドの『ビューティー・ビハインド・ザ・マッドネス』も、本作から4曲のシングルが大ヒットを記録している。

一方、初動枚数60万枚を突破し、年間チャートでは4位にランクインした、ビヨンセの『レモネード』や、8位にランクインした、ワン・ダイレクションの活動休止前最後のアルバム『メイド・イン・ザ・A.M.』は、ストリーミング・ポイントよりも、実売の方が割合が大きく、アルバムのダウンロード数、パッケージ(CD、LP)セールスで、上位にランクインしたアルバムといえる。

4月に開催された【アカデミー・オブ・カントリーミュージック賞】で、<男性ヴォーカリスト賞>を受賞した、カントリー・シンガー、クリス・ステイプルトンの『トラベラー』は、7位にランクイン。10位のミュージカル『ハミルトン』のサウンドトラック盤は、6月にニューヨークで開催された【第70回トニー賞授賞式】で、<ミュージカル作品賞>他、計11冠に輝いたことが、売上に大きく反映し、大ヒットを記録した。こういった、大きな賞を受賞したことで、後に売上を伸ばすアルバムは、毎年、年間チャートで上位にランクインする傾向にある。

TOP10以下では、11位のブライソン・ティラー、12位のG・イージー、15位のフェティ・ワップ、16位のケビン・ゲーツと、若手のラップ・アルバムが続いた。これらのアルバムも、ストリーミングによる売上が大きい。そのストリーミング・ポイントだけで首位を獲得した、カニエ・ウェストの『ザ・ライフ・オブ・パブロ』は、実売がほとんど無いにもかかわらず、年間27位にランクインする異例のヒットとなった。18位のセレーナ・ゴメスや、22位のシーア、26位にランクインしたアリアナ・グランデなど、シングル曲が立て続けにヒットした、人気女性シンガーたちのアルバムも強い。

今年リリースされたアルバム以外の作品も、年間チャートでは上位にランクインしている。

例えば、2014年の年間チャートで3位、2015年の年間チャートでは首位に輝いた、テイラー・スウィフトの大ヒット作『1989』は、今年も17位にランクインし、3年連続のチャートインを果たした。また、2011年の年間チャート1位に輝いた、アデルの2ndアルバム『21』は、アルバム『25』の大ヒットを受けて、24位まで食い込むロング・ヒットを記録した。

4月21日に57歳という若さで死去したプリンスは、訃報を受けて大ヒットした、『ヴェリー・ベスト・オブ・プリンス』が14位に、1984年の大ヒット作『パープルレイン』が55位に、それぞれランクインした。また、1月に癌のため死去した、ロック界のスター、デヴィッド・ボウイの作品は、最後のスタジオ・アルバムとなった『ブラックスター』が64位、『ベスト・オブ・ボウイ』が86位にランクインしている。

近年、CDの売上自体は大きく減少しているが、一方でLP(レコード盤)のセールスは右肩上がり。デヴィッド・ボウイの『ブラックスター』や、アデルの『25』、トゥエンティ・ワン・パイロッツの『ブラーリーフェイス』などは、LP盤が高セールスを獲得し、売上に大きく貢献している。ダウンロードやストリーミングが音楽を聴く手段として主流となる中、こういった形でパッケージ・セールスが伸びていることも、今年のアルバム・チャートにおける特徴といえる。

Text:本家一成

◎【Billboard 200】年間チャート2016 トップ10
1位『25』アデル
2位『ヴューズ』ドレイク
3位『パーパス』ジャスティン・ビーバー
4位『レモネード』ビヨンセ
5位『アンチ』リアーナ
6位『ブラーリーフェイス』トゥエンティ・ワン・パイロッツ
7位『トラベラー』クリス・ステイプルトン
8位『メイド・イン・ザ・A.M.』ワン・ダイレクション
9位『ビューティー・ビハインド・ザ・マッドネス』ザ・ウィークエンド
10位『ハミルトン』サウンドトラック


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