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HTC U11 lifeレビュー:HTCは消えない。ミッドレンジモデルのコスパに驚かされる

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Photo: Sam Rutherford/Gizmodo US

日本でも発売を期待。

HTCは今年9月、GoogleにPixel開発部門を売却することを発表しましたが、独自のスマートフォン開発は続けており、先週新たにふたつのモデルを公開しました。ひとつはフラッグシップモデルであるHTC U11が大きくなった「HTC U11+」(以下U11+)ですが、その裏でひっそり発表されたミッドレンジモデル「HTC U11 life」(以下U11 life)も、コストパフォーマンスを考えればかなりアリ、と米GizmodoのSam Rutherford記者が語ってます。どのへんがアリなのか、以下どうぞ!


HTCは最近その一部を何十億ドルでGoogleに売却しましたが、だからって会社として終わったわけじゃありません。実際に先週、HTCはふたつの新スマートフォンを発表しました。U11+と、U11 lifeです。ハイエンドなU11+がヨーロッパとアジア限定であるいっぽう、ミッドレンジのU11 lifeは今のところ米国でのみ発売が発表されていますが、どっちがうらやましいんだかよくわかりません。というのは、349ドル(約4万円)のU11 life、お値段以上にお買い得なんです。

フラッグシップモデルの価格帯がどんどん上がってミッドレンジモデルの3、4倍にもなろうかという今日この頃、U11 lifeのような良質のミッドレンジモデルは、フラッグシップがフラッグシップたりうるためのハードルを上げてくれる存在です。600ドルとか出さなくても、もっと安いスマートフォンでも全然問題ないって人は多いですよね。

・これは何?:ミッドレンジスマートフォン

・価格:349ドル(約4万円)

・好きなところ:価格のわりに高性能なカメラとオーディオ

・好きじゃないところ:ヘッドフォンジャックがないこと

多くの意味で、U11 lifeはほぼ完ぺきなミッドレンジスマートフォンです。HTCのフラッグシップと同じ、握れるボディにIP67防水性能、ただディスプレイがちょっと小さい5.2インチフルHDってくらいです(ちなみにフラッグシップのU11は、5.5インチQHD)。あと違うのは背面がガラスじゃなくアクリル板ってところで、それでも感触はしっかりしていてツルツル感もあります。ただすごく強く押すと、たしかにU11とは違って若干しなります。
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前面は背面ほど美形じゃありません。
Photo: Sam Rutherford/Gizmodo US

U11 lifeの前面にはスクリーン上下に大きめのベゼルがありますが、下のベゼルに指紋センサ兼ホームボタンとふたつのタッチボタンがあるので、ベゼルがあってもまあいいかという感じがします。
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ちゃんと使い道があるなら、別にベゼルがあってもいいですね。
Photo: Sam Rutherford/Gizmodo US

いっぽうの中身は、CPUがQualcommのSnapdragon 630、RAMは3GB、ストレージは32GBでmicroSDでの拡張ができます。なくて困るのはヘッドホンジャック。フラッグシップモデルでもですが、ミッドレンジモデルについてないほうが余計にがっかりです。

ヘッドホンジャックの代わりは同梱のUSB-C対応USonicヘッドホンでどうぞ、という姿勢のよう。ところがこのイヤホンの音がかなりいいんです(それでも3.5mmのジャックを使いたいですが)。ノイズキャンセリング内蔵で、24時間車や地下鉄や工事の音に囲まれている都市住民にはありがたいですし、実際使ってみると隣の席のタイピングの音までしっかり消していました。

さらにオーディオプロファイルをパーソナライズする、なんてこともできます。このおかげで、僕は普段140ドル(約1万6000円)するB&O PLAYのヘッドホン・H3を使っているんですが、HTCいわく「40ドル(約5,000円)相当」のU11 life同梱のイヤホンのほうがよりリッチな音でした。ただ悲しいのは、USB-Cを3.5mmジャックに変換するアダプタを使って従来型のヘッドホンをつなぐとせっかくプロファイリングした機能が使えず、素晴らしい音質が消えてしまうことです。

あと音関係でもうひとつ悲しいのは、スピーカーがHTCの伝統であるステレオじゃなく、ただのシングルスピーカーになっていて、普通の音しか出ないってことです。

そしてU11 lifeのカメラに関しては、この価格帯の平均よりもはるかに良い写真が撮れるのが驚きでした。たとえば400ドル(約4万5000円、日本向けは税抜5万3800円)のMoto X4と比べると、日中の写真はどっちも十分よく撮れるんですが、まず解像度がU11 lifeが1600万画素に対してMoto X4は1200万画素なので差がついてます。さらに画質の違いがはっきりあらわれたのは、ちょっとダークなハロウィンの装飾を撮ったときです。下の比較画像で見ると、U11 lifeのほうがMoto X4より暗めですが、ノイズは明らかに少なく、色の彩度もよく、全体的にシャープに撮れています。
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U11 lifeで撮れる写真はやや暗めですが、全体的には納得の仕上がりです。
Photo: Sam Rutherford/Gizmodo US

スマートフォンの価格がばからしいくらい上がってきた今、U11 lifeのコストパフォーマンスは余計に魅力的に、新鮮に映ります。単に安いってだけじゃなく、今どきのスマホに求められる普通の機能、指紋センサや防水性能といったものをちゃんと備えつつ、ノイズキャンセリング内臓のイヤフォンや圧力コントロールのEdge Senseといったオマケも付いてくるんです。ただヘッドホンジャックが付いてさえいれば…ってそこだけが惜しまれますが、それでも総合すれば、U11 lifeはMoto G5 Plusみたいなミッドレンジモデルはもちろん、ハイエンドモデルのMoto Xに対しても有力なライバルになりうると思います。
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U11 lifeはきれいですが、指紋がいっぱい付くのが難点。
Photo: Sam Rutherford/Gizmodo US

まとめ

・バッテリーライフは平均より若干長く、テストでは8時間50分保ちました。Pixel 2の8時間59分よりやや短いものの、Moto Z2 Forceの8時間42分より長い、という具合です。

・U11 lifeはこの価格帯のスマホとしては最上級のオーディオ品質ですが、そのためには同梱のUSonicイヤホンを使わなきゃいけません。

・OSはAndroid 7.1 Nougatを搭載した状態で出荷されますが、HTCいわくAndroid 8 Oreoへのアップデートが11月末までにリリース予定とのことです。

スペック

・OS:Android 7.1 with HTC Sense

・ディスプレイ:5.2インチ フルHD液晶

・CPU:Qualcomm Snapdragon 630

・RAM:3GB

・ストレージ:32GB

・microSDスロット搭載

・背面カメラ:1600万画素

・ポート:USB 2.0 Type-C

・IP67防水性能

・Amazon Alexa、HTC Sense Companion、Google Assistant対応

・寸法:5.86 x 2.87 x 0.31インチ(約148.8 x 72.8 x 7.8mm)

・重量:5オンス(約142g)

Image: Sam Rutherford/Gizmodo US
Source: HTC, B&O PLAY

Sam Rutherford - Gizmodo US[原文
(福田ミホ)

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